前向きでハッピーの秘訣は腸にあり!【腸もみセラピスト MINAさん前編】

今回ご紹介するのは、大阪府箕面市箕面森町でセラピストとして温腸活サロン「komusan_chi(こむさんち)」を営み、腸活セミナーや健康について考える勉強会などを主催するMINAさんです。

彼女は明るく元気で、ハッピーオーラに包まれたオモロイ人。色で言ったら黄色やオレンジがイメージに当てはまります。

「好きなものや、趣味はなんですか?」と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?また、いくつ答えられますか?

MINAさんがパパッと挙げてくれた数は10個。食べること、体の勉強、裁縫、ファッション、キッチン雑貨、買い物、旅行、家族とのキャンプ、お客様とのおしゃべり。

「好きな仕事をして、大好きな旦那や子どもたちに囲まれ、毎日がホンマにありがたいなぁって思うんですよね」 快活に笑う彼女の毎日は、好きやワクワクが溢れています。

心のときめきに正直に人生をエンジョイし続ける秘訣は、何なのでしょうか。その秘訣に迫ります。家族や周りの人を優先し、自分の気持ちや、やりたいことにフタをしてストレスを抱えているお母さんに特に読んでいただきたいです。 MINAさんのSTORY、ぜひ最後までお読みください。

MINA

腸もみセラピスト

大阪市箕面市箕面森町で温腸活サロン「komusan_chi(こむさんち)」を経営。施術だけでなく、セミナーやSNSでも腸活の大切さを伝えている。

みんなが集まる憩いの場「komusan_chi」

「komusan_chi」は、大阪市箕面市箕面森町にあり、MINAさんが1人で営む小さな自宅サロンだ。箕面森町は、箕面市の北部丘陵に位置し、豊かな自然環境に囲まれた新しい街である。腸もみ、よもぎ蒸し、デトックスプログラム、ハーブエステの施術を受けることができる。また、麹を使った発酵調味料作りや無添加のリップクリーム作りなどのワークショップ、腸活・デトックスセミナーも行っている。

「komusan_chi」のサロン名には「みんなが集まる楽しい空間にしたい」という親しみが込められている。ご褒美感覚でたまに行くサロンではなく、美容室や接骨院のように定期的に体のメンテナンスをする場として通ってもらいたいと考えている。

そのため、子育て中の女性が通いやすいよう価格は良心的だ。子連れでも施術可能などいたるところにあたたかな思いやりが感じられる。MINAさんは「気軽に友達の家に遊びに行くような気持ちで来てほしい」と明るく笑う。

サロンは2022年に開業し、今年2024年に3年目を迎える。

「最初はフェイシャルのハーブエステから始めました。私自身が産後にアトピーに悩まされた経験があります。SNSでいいと言われるものをひたすら試していましたが、なかなかいいものに出会えず、スキンケアジプシーでした。でも今のスキンケアに出会ってアトピーも改善し、お肌が変わりました。『同じように悩んでいる人がいるはずや!誰かのためになりたい!』と考え、エステの資格を取りました」

「アトピーは皮膚科に行くとステロイド剤が処方されます。それで治る人もいますが、何度もぶり返して何年も悩んでいる人もいるんです。アトピーや敏感肌で今までのスキンケア方法やエステではイマイチ効果が感じられなかった方に対して、本気で力になりたいと思いサロンをオープンしました」

現在MINAさんのサロンでは腸もみや腸活セミナーに力を入れていると言う。

「良いお肌は体の中から7割、外から3割と言われています。そのために何を食べ、何を食べないか、生活習慣は大事ですね。健康のことをいろいろ調べていくと腸に行き着きました。腸がととのうと様々な問題が解決されていくんですよ」

彼女は目の前のお客様だけではなく、お客様の家族や、その先のことにまで想いを馳せて仕事に取り組んでいる。

「腸内細菌は世代を越えて引き継いでいくんです。赤ちゃんはお母さんの腸内細菌をまとって産まれてきます。お母さんの腸内細菌はおばあちゃんの腸内細菌も受け取って作られています。孫の代、またその先の代へとずっと引き継がれていくんですよ」

「そう考えると腸って神秘的な臓器で、無限の可能性を秘めていると感じます。お母さんの腸をととのえることは、その家族、ひいては未来の子どもたちにも繋がっていきます。1人1人が少しの知恵を持ち腸をととのえる習慣を身につけたら、日本の未来も変わるんちゃうかなって思いますね」

楽しくオモロイMINAさんの根っこには、子どもたちの明るい未来を真剣に願い、小さなところから変えていくという熱い想いがあった。

腸活で夫婦喧嘩も子どもの癇癪も改善する!?

MINAさんが腸活を大切に伝える背景は、ご自身が腸をととのえて大きな変化を感じたことだ。

「子どもが産まれてからイライラすることが多くなりました。当時は、旦那にも子どもにも強く当たってしまうことがありました。でも腸をととのえる生活をするようになってから、イライラがコントロールできるようになりました」

「今はイラっとしそうなことが起こっても『よし、一旦落ち着こうか』と考えられるようになりましたね。お母さんが笑顔でいると、自然と家族も穏やかになるんですよ。私自身が変わったことで、家の中の雰囲気も変わったと実感しています」

心身をリラックスさせ、穏やかな幸せを感じる神経伝達物質であるセロトニンの多くは腸で作られている。脳と腸は互いに情報を伝達し合い、双方向に影響を及ぼしあう関係があることが近年の医学でも明らかになってきている。

腸活の観点で食材や調味料を選んだ家庭料理は、家族の腸もととのえ、毎日の健やかさを支える土台になる。腸をととのえる食事は、心身にやさしくそっと寄り添い、満たしてくれる。すると自然と感謝があふれ、いいエネルギーが巡り始める。夫婦喧嘩や、子どもの癇癪も減りそうだ。

「子どもの癇癪はお母さんにも、子どもにもしんどいですよね。でもお母さんに腸活の知識があったら、例えば甘さを出すのに白砂糖ではなく、黒糖や甘酒を使う選択肢もとれるんですよ。それで癇癪がおさまる可能性もあります。子どもも大人も腸がととのっていたら気持ちも安定して、親子間も夫婦間も気持ちの良いコミュニケーションがとれます」

体の仕組みやお手当を学ぶと、子どもの免疫力を育むために何ができるか自分で対処法がわかってくると言う。

「例えば発熱も体の免疫細胞が病原体と闘っている証拠です。解熱剤を安易に使うのは考えものです。解熱剤の使用が好ましい場合もありますが、自然に治ろうする力をサポートするためにできることを考えるというアプローチ法もあります」

そもそも腸活を続けると体調を崩しにくい体になると語る。

「腸活を意識した生活をすると、ちょっとやそっとでは体調が崩れなくなります。私自身も体調を崩すことはほぼないですし、我が家の子どもたちは学級閉鎖になるような感染症が流行っても、病気をもらうことなくケロっとしていることが多いですね」

MINAさんのサロンでは腸もみ、メディカルハーブを用いた「カラダの大掃除 デトックスプログラム」、海外で話題の新しいファスティング法であるインターミッテントファスティング(断続的断食)などダイエットや健康の新しい生活習慣の提案を行う。どのメニューもお客様が変化を感じ、望む結果が出ることにこだわっている。

腸活セミナーでは、暮らしに取り入れやすい切り口で、MINAさんのユーモアを交えながら楽しくわいわい学ぶ場になっている。

MINAさんは腸活を家族の健康を支えるお母さんに最も伝えたいと語る。

「腸活セミナーに来てくれたお母さんたちが『全然知らなかった!そうなんや!』と言ってくれて、気づきが生まれ、その気づきを家庭に持ち帰ってもらえると嬉しいですね。参加してくれた助産師さんから『赤ちゃんを産む前から、お母さんになる人に知ってほしい内容だね』とお言葉をもらったこともあります」

コロナ禍で立ち止まり、見えてきたもの

MINAさんはサロンを始めるまでは、アパレル会社で長年勤務していた。中高生の頃からおしゃれが好きで、憧れの店で働き、楽しくて刺激的な毎日だった。しかしコロナ禍で自分自身のこれまでを見つめ直し、今後どう生きていくかを考えたと言う。

「育休から復帰し店頭の販売から事務系の部署に異動したんです。洋服や雑貨に関わることは楽しかったけれど、在庫管理など人間よりAIがやった方がいいことも見えてきて、自分にしかできないことって何だろうと考えるようになりました」

「そんな中、コロナ禍になり人との関わりが制限され、やっぱり私は人と関わって、人に良い影響を与える仕事がしたいと思ったんです。アパレルと自宅サロンって全然別のことのように思われるかも知れませんが、共通点があると感じています。それは人の可能性の扉を開けるきっかけを与えること。似合う洋服を提案することも、体を健康にととのえるお手伝いをすることも、お客様が新たな扉を開けて自分の可能性を信じることに繋がっていると思うんですよね。それが私の生きがいなんです」

また、彼女にとってコロナ禍は健康や私たちを取り巻く社会環境に対しても改めて考えるきっかけになった。

「学校や会社という場では多数派の意見が尊重され、少数派は追いやられ、時には偏見の目にさらされました。人それぞれに背景が異なるので、どの考えが正しい、正しくないと一様に言えるものではありません。でも自らの思考を挟まず、なんとなく多数派の意見に流れることは違うと思っていました」

「大事な命に関わることだから1人1人がもっと考える必要があったのではないかと。『学校の先生が言っているから』、『会社の上の人が言っているから』、『行政が言っているから』ではなく『私はどう思うか』に真剣に向き合う必要があると感じていました。特に子育て世代には、他人軸ではなく自分で考えて選択してほしいと考えています。その姿勢を子どもに見せることで、自分で考えて未来を選び取っていく子が増えていくんじゃないかと思っています」

「コロナ禍で健康とは何かと考えることが増えました。情報との向き合い方も深く考えさせられました。受け身ではなく、情報は自ら取りに行き、自分で道を切り開いていきたいと思っています」

「私が学んできた腸活や健康の知識も『知りたい』と考えて行動してくれたお母さんたちの参考になったらと思い、伝えています。知ることでその人の常識が変わり、視野が広がります。1つしか知らない選択肢から選ぶのか、2つ3つの選択肢から選ぶのかでは違いますよね。そして実践することで、家族の未来の体も変わってきます。今見えている世界だけでなく、選択肢は他にもあることを知ってほしいですね」

少数派でも自分にとって正しいと思ったことであれば、堂々と貫くのがMINAさんだ。

「子どもにも自分で選択して、本質を見極めて生きていく力をつけて欲しい」彼女はその生き方を背中で見せていくかっこいいオカンなのだ。

オカンはホームドクター 母が子どもにできること

MINAさんの高い健康意識は、子どもの存在が大きく影響していると語る。

「私は不妊の経験があり、そこから健康について深く学ぶようになりました。学んでいくと、私のこれまでの子どもの頃からの食生活や環境も不妊やアトピーに繋がっていたのかも知れないと思い当たることがありました。我が家の上の子は女の子なので、将来、私と同じように不妊に悩んでほしくないという想いもあり、母としてできることはやろうと決めましたね」

彼女は布おむつや、無添加生活、ノーワクチンなど自然派と呼ばれる育児をしてきた。

「布おむつ育児していると言うと『洗濯大変じゃない?』と聞かれますが、やってみたら簡単ですよ。洗濯物で布おむつがクルクル〜って風になびいているのもかわいいなって思いましたし、子どもとコミュニケーションをとる機会も増えますし、経済的です。メリットとデメリットを比べた時に、少し手間はかかるけれど、布おむつという選択が私にとっては選びたい子どもとの関わりでした」

筆者は紙オムツで子どもを育てたので少しドキリとしてしまった。しかし彼女は考えを押し付けるわけでもなく、心地のよいコミュニケーションを続けてくれた。

「私は産後うつもなかったですし、ありがたい環境で過ごさせてもらったので出来たというのもあります。それぞれ事情は異なりますからね」

彼女は腸活セミナーに加えて、子どもの免疫力アップのために参加者同士で意見を交換できるシェア会も開催している。

「自然派な子育てに関心がある方同士がつながれる場になったらと思っていますね。私はネットで自然派育児の情報にアクセスしていましたが、身近に話せる友人はあまりいませんでした。でも、女性って一緒に話して、共感したいじゃないですか。今住んでいる箕面森町エリアは同じような考えを持ったお母さんも多いので、リアルの場で情報交換してみんなで考えを深める場になっていますね」

彼女は、父が無知だと貧乏になる、母が無知だと病気になる(出典:不明 アフリカのことわざより)という言葉を大事にしている。MINAさんの母として家族の健康を守るという使命感には、並々ならぬ気合さえ感じる。

彼女は子ども時代、母親とはどんな関係だったのだろう。母親から受け取った愛情があるから、同じように子どもたちに大きな愛を向けているのだろうか。もしくは母親の姿を反面教師にしているのだろうか。

「それは両方ですね。私も母からたくさん愛をもらいました。同じように子どもにしてあげたい想いと、もっと母にこうして欲しかったという想い、どちらもあります」

MINAさんの両親は、幼い頃に離婚している。彼女は落ち着いた声で子ども時代のことを語ってくれた。

後編では、MINAさんの育児観や健康観に影響を与えた母の存在、父への想い、体と心のつながりを体感した経験、これからチャレンジしたいことを伺います。後編もどうぞお楽しみください。

MINA

腸もみセラピスト

大阪市箕面市箕面森町で温腸活サロン「komusan_chi(こむさんち)」を経営。施術だけでなく、セミナーやSNSでも腸活の大切さを伝えている。

【Information】 Instagram 

MINAさんが営む「komusan_chi」では、世界最先端のインターミッテントファスティング×腸活が受けられます。2024年7月〜9月はお得に体験できるファスティングモニターを募集中!詳しくはInstagramをフォローしチェックしてくださいね!

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。(執筆者:江川ともよ)


\ご縁を繋ぐきっかけに/

あなたの魅力を伝え、想いを大切に届けるインタビューライティング

詳細・ご依頼はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました